水にまつわる詐欺!あの手この手でやってきます
- 2016/10/16
- 生活

私たちの生活に欠かすことのできない大切な水ですが、水を利用した詐欺が起きています。詐欺と言っても手法はひとつではなく、さまざまです。気になるのは、どんな手法で行われるのかということですよね。今回は詐欺の手法をいくつかご紹介します。
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困っている人のところへやってくる?渇水便乗詐欺
災害などで水が十分に使えない人につけこんで、多額のお金を騙しとろうとするものです。しかし、困っている人ばかりやってくるとも限らないようです。水不足でなくても、もしもの場合を仮定してお金を騙しとろうとするケースもあります。国交省の人間を装って「県が渇水になっても50万円支払えば水をいくらでも自由に使えます」などと言ってきます。断っても言葉を変えてすすめてきたり、訪問があったりとしつこい場合も少なくないようです。詐欺ですから、支払っても渇水時に水が自由に使えるわけはありません。国交省といわれると安心して対応してしまう人もいるようですが、多額のお金をいきなり請求されることはまずありません。たいていは連絡なしに押しかける人がほとんどです。何の事前連絡もなしに来るのもおかしいと思ってください。
水道局の人間を装って水回り点検!請求された法外な費用…
渇水詐欺は国交省を装った場合が多いですが、水道局を装った詐欺もあります。この場合は水回り点検といって上がり込んで来ます。ほとんど事前連絡なしなのは渇水詐欺と同じですが、異なるのは後になって多額の請求が来るという点です。「30万円で点検します」「点検したら不具合が見つかったので50万円で直します」と最初に言うと明らかに怪しまれるので点検させてもらえません。点検しておいて、点検後に高額なお金をその場で請求したり、後日請求書を送りつけてきたりするというものです。あらかじめ金額の提示がなければその場で請求されないだろうと思って、安易に家に上げるのは危険です。断っても「少しだけでも見せて」と言って、何としてでも上がり込もうとするようであれば詐欺の可能性が大いにあります。
いくら健康に良い水でも病気が治るとは言い切れない
水と言っても水道水の水と市販のミネラルウォーターでは、それぞれ含まれる成分も多少異なります。水によっては健康成分を多く含むものもあります。これを利用して、水を高値で売り付けてくる業者もいます。含有成分が健康によいとして売られている水はたくさんありますが、詐欺業者は「病気が治る」とまで言ってきます。いくら健康によくても水で病気が治ることはありません。もしそうなら病院で薬よりも水をすすめられているはずです。相手は何としてでも売ろうと必死にセールストークをしてきますが、胡散臭いひと言に騙されないように要注意です。この手法は訪問販売のみならず、電話でのしつこいセールストークもありますので怪しいなと思ったら、すみやかに断って切りましょう。
被害にあってしまったらどうする?被害にあわないためには?
被害にあわないのがベストですが、うまい言葉に騙されてしまうこともあるようです。孫のような感じで優しくつけこまれると、なかなか断れないお年寄りもいます。万が一、被害にあってしまったら、すみやかに警察に届け出てください。被害にあった日時と金額を正確に伝え、渡されたチラシやパンフレットなどがあれば提出します。国交省や水道局にもこのような被害にあったと連絡します。そうすると、注意喚起をよびかけますので、詐欺を働く側にとっては手を出しにくくなります。被害にあわないためには金額や胡散臭いひと言に気をつけることです。国交省や水道局が事前連絡なしに訪問することはありません。渇水詐欺や水回り点検の詐欺、水の販売詐欺などそれぞれの詐欺の特徴に当てはまることがあればすぐに断るようにしてください。