秋冬の楽しいハイキングやスキー!水分補給は必ずしよう

秋冬の楽しいハイキングやスキー!水分補給は必ずしよう

秋や冬の行楽シーズンになると、ハイキングやスキーなどのレジャーを楽しむ方が増えます。しかし、山や高原を登ったり下ったりするのは思いのほか体への負担が大きく、水分補給を怠ると脱水症状に陥る危険性があります。また、ハイキングやスキーは環境的にも脱水症状を起こしやすいため、注意が必要です。ここでは、どうしてハイキングやスキーの環境が脱水症状に繋がるのか、どのように水分を補給するのが正しいのかを詳しく解説していきます。

ハイキング中に脱水を起こしやすいのはなぜ?

ハイキングでは多くの要因が重なるせいで、脱水症状が起こりやすくなります。まずは山という環境をよく理解しておかなければなりません。肉体に日常とは大きく異なる負荷がかかる登山では無自覚のうちに大量の汗をかき、呼吸が荒くなるため呼気からも水分が失われていきます。また、荷物を軽くしたくて持ち運ぶ水分を少なくしたり、山中で尿意を催さないよう水分補給を意図的に減らしたり、自ら脱水症状の危険性を高めてしまう方もいます。さらに速乾性の高いスポーツウェアを着用していることで自分の発汗量を正確に把握できず、水分補給を怠ってしまうケースもあります。特に標高の高い山では空気が乾燥しており、酸素が薄いせいで疲労度も強くなるため、脱水症状が起こる可能性は高くなります。

ハイキングでの水分補給はどのくらいが適量?

秋冬の楽しいハイキングやスキー!水分補給は必ずしよう
人間は体重の2%の水分を失うと、喉の渇きや倦怠感などの脱水症状の徴候が現れ始めるとされています。つまり、安全を期すならハイキング中は脱水による体重減少量を2%以下に抑えなければならないということです。喉の渇きを感じた時点ですでに2~3%の体重減少が起こっている可能性があるわけですから、水分補給は喉の渇きを感じる前からこまめに行うのが望ましいでしょう。登山中は体重1kg当たり1時間ごとに5mlの水分を失うのが目安とされ、脱水量(ml)の計算式は「体重(kg)×行動時間(h)×5(ml)」となります。体重60kgの方が6時間かけて登山としたとすれば「60×6×5」で1800mlの水分が失われる計算です。もちろん登山者の性別や骨格や体質や体調、そして山の標高や勾配によって実際の脱水量は変化するでしょうが、登山中は最低でも「体重×行動時間×5」の計算式で求められる水分量を携行してこまめに水分補給を行わなければ、脱水症状に陥る危険性があるということです。

冬のゲレンデでもこまめに水分補給の工夫を

冬のゲレンデでスキーやスノーボードを楽しんでいる時も水分補給を気にかけなければなりません。経験のない方は「リフトに乗って滑り下りてくるだけだから運動量は大したことないのでは?」と思うかもしれませんが、リフトまで移動するのは自力ですし、滑り下りるのだって案外疲れるものなのです。さらに、スキーやスノーボードの板は見た目以上に重く、防寒装備の着用によって体温も上がりやすくなっているため、大量の汗をかく状況は充分にありえます。それゆえに、ハイキングと同様に喉の渇きを感じる前の水分補給が重要になってくるのですが、スキーやスノーボードの場合は水筒やペットボトルの携行が難しく、自動販売機が設置されている場所も限られています。小型の水筒をウェアのポケットに複数用意しておいたり、ペットボトルとウェアを結びつけるような便利グッズを利用したり、自分なりの水分補給方法を工夫してみましょう。

雪山で水を確保する方法!雪は食べちゃダメ?

秋冬の楽しいハイキングやスキー!水分補給は必ずしよう
登山をするなら遭難のリスクや対処法も想定しておかなければなりません。とりわけ遭難時は水分の確保が命に関わります。雪山であれば飲み水の確保は比較的容易で、鍋やボールに雪の塊を入れて10分程度煮沸すれば飲み水が作れます。貴重な燃料や着火道具を使うわけですから、蒸発で水分を無駄にしないためにもできれば蓋となるものを用意しましょう。黒いビニールシートの上に雪を置き、太陽光の熱で雪を溶かす方法もあります。雪を直接口に入れると体温が低下して激しい体力消耗や下痢を引き起こすことがあるので、冷たい雪や氷をそのまま口にするのは危険です。他にも竹から飲み水を得る方法や、泥水から飲料水を作る方法などがありますので、山でのレジャーを考えている方はいざという時のために勉強しておくといいでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ピックアップ記事

  1. 水をどう確保する?災害のための水対策

    2016-10-31

    水をどう確保する?災害のための水対策

    わたしたちが生活していくのに欠かすことのできない水は、いざというときのために常日頃から準備しておきた…
  2. 地震大国日本!防災のために水の備蓄は万全?

    2016-10-30

    地震大国日本!防災のために水の備蓄は万全?

    地震大国日本では、いつどこで地震が起きてもおかしくありませんね。大きな地震が起きると、水道・ガス・電…
  3. 災害時には雨水やお風呂の水が大活躍!いざとなれば飲めますか?

    2016-10-29

    災害時には雨水やお風呂の水が大活躍!いざとなれば飲めますか?

    多くの自然災害が多発している日本。特にここ最近では地震や水害といった甚大な被害が多く、いつ自分の身に…

ピックアップ記事

  1. 水をどう確保する?災害のための水対策

    2016-10-31

    水をどう確保する?災害のための水対策

    わたしたちが生活していくのに欠かすことのできない水は、いざというときのために常日頃から準備しておきた…
  2. 地震大国日本!防災のために水の備蓄は万全?

    2016-10-30

    地震大国日本!防災のために水の備蓄は万全?

    地震大国日本では、いつどこで地震が起きてもおかしくありませんね。大きな地震が起きると、水道・ガス・電…
  3. 災害時には雨水やお風呂の水が大活躍!いざとなれば飲めますか?

    2016-10-29

    災害時には雨水やお風呂の水が大活躍!いざとなれば飲めますか?

    多くの自然災害が多発している日本。特にここ最近では地震や水害といった甚大な被害が多く、いつ自分の身に…
ページ上部へ戻る