水道水って安全?それとも危険?

水道水って安全?それとも危険?

日頃、料理や薬を飲むときに使う水道水。何気なく飲んでいる水道水ですが、安全性について気にかけたことはありませんか。実は使い道によっては危険な場合があるのです。今回は、気になる水道水の安全性について紹介します。

水道水の消毒って安全なの?

水道水の消毒って安全なの?

家庭で使われている水道水には、市販のミネラルウォーターと大きな違いがあります。それは、殺菌がされているということです。そもそも水道水の元となっている水は、川に流れている水です。極端に言えば、家庭から出たトイレやお風呂の水など下水道から流れた水も含まれています。当然、色々なところから流れ込んできた水であるため、病原菌などが大量に含まれています。これを飲める状態にするために、浄水場では「塩素消毒」を行います。塩素といえばプールの消毒の時にも用いますが、同じようなものです。飲める状態にするためには不可欠な塩素ですが、病原菌を死滅するほどの強力な物質なので、人間にも全く危害がないとは言い切れないでしょう。また、アルツハイマーの原因となる「アルミ」や発がん性物質の「トリハロメタン」も含まれています。水道水はミネラルウォーターに比べて有害物質が含まれていると考えられますが、あくまでも微量です。ミネラルウォーターの販売会社が執拗に水道水の汚点をアピールしたために安全性が疑われているものの、水道水の安全性の基準はきちんと法律でも定められています。これは生涯にわたって連続的に飲み続けても健康に影響のない厳しい基準とされています。そのため、身体に害が出るほどの量ではないのです。

水そのものよりも水道管に潜む危険性

水道水の成分について、微々たる量の危険な物質が含まれていますが、さらに気にしたいのは「水道管」です。浄水場で作られた水は水道管を通って家庭まで運ばれてくるわけですが、いくつかの問題点があります。1つが「水道管の材質」に関する問題です。既に使用禁止となっているアスベストなどの有害物質が使われている配管が依然として残っています。これらの有害物質は流れてくる水に溶け出すことが考えられ、体に悪影響を及ぼします。当然急ピッチで取り換え工事は行われていますが、心配な場合には自宅の配管を確認してみるのが良いでしょう。もしまだアスベストが使われた配管から水が供給されている場合には、直接水道水を飲むのは避けたほうが無難といえます。もう1つが「水道管の老朽化」の問題です。法廷耐久年数は40年と定められていますが、全国の水道管の多くはそれ以上の使用が続けられています。水道管工事には時間とコストがかかり、簡単にはできないためです。水道管が老朽化するとサビがつき、腐食してくために細菌の温床にもなりかねません。アスベストと同様に流れてくる水が身体に害のある成分が溶け出す危険性があるので注意が必要です。

安心のためには水の使い分けが重要

安心のためには水の使い分けが重要

世界では依然として水道水を飲むことができる国が少ない状態です。日本は数少ない安全に水を飲むことができる国です。厳しい基準をクリアし、飲み水として水道水が流れている以上は、敏感になる必要はないと考えられます。そうは言っても、国内で水道水を飲んでいるという人は、全体の3割にも満たないと言われています。浄水器を設置したり、ミネラルウォーターを購入したりして、飲み水を確保している人のほうが多いのです。塩素の臭いが気になる場合や、水道管の老朽化が懸念される場合には、上手に使い分けをする必要がありそうです。塩素を少しでも取り除きたい場合には「沸騰」させるのが一番です。ですから、熱を通す料理の水やカップラーメンなどには水道水で何ら問題はないでしょう。また、処方箋などの薬を飲むときにも水道水はおすすめです。ミネラルウォーターによっては硬水のものがあり、相性の悪い薬があるので要注意です。このようにそれぞれに向き不向きがあります。ミネラルウォーターは確かに水道水のような心配はないかもしれませんが、コスト面での問題もあります。こうした点に対して自分なりの線引きを行い、使い分けていきましょう。

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