軟水と硬水の違いの基準、徹底解説!

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硬水や軟水など水には様々な名称があります。この硬水と軟水という言葉はよく耳にするものの、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。実は生産される地域の地質や環境条件などにより、水の性質は変わるものなのです。水は毎日の生活に欠かせないですが、あまり水についての知識が豊富な人はそれほど多くないかもしれません。しかし、最近では水の安全性についても話題にのぼることもあります。様々な角度から水について学んでみませんか。

WHOが定めた基準値とは

WHOとは世界保健機関のことです。WHOは硬水と軟水の基準を公表しています。「水の成分にはカルシウムとマグネシウムなどのミネラル成分が含まれていることがわかっています。水1,000mlあたりに含まれる含有量により、硬度という基準を用いて硬水と軟水を区別しています。その基準は含有量が120mg/l以下であれば軟水、120mg以上であれば硬水となっています。」(http://www.evian.co.jp/water/type/04/

硬水にはカルシウムやマグネシウムなどの成分が多量

WHOが定めた基準値では、カルシウムやマグネシウムの含有量が多いと硬水と定めています。では硬水は具体的にどのような特徴があるのでしょうか。軟水との違いも比較してみましょう。

硬水は主にヨーロッパの地域で採取されるミネラルウォーターに代表されます。なぜカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量が豊富になるのでしょうか。雨などで地面に水が浸み込んだ後に地層に滞在している時間が軟水よりも長期間にわたります。そのため、ミネラル成分を十分に蓄積した水になるといわれています。

一方で、日本で採取されるミネラルウォーターは殆どが軟水です。なぜ日本の水は軟水が多いのでしょうか。それは、日本の地形が関係していると言われています。国土が狭いために、地面に水が浸み込んだ後の地層への滞在時間が短いからです。そのため、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の含有量が少なくなるのです。

料理をするときに、水の性質が多少なりとも影響することをご存知でしょうか。ヨーロッパに多い硬水は、その地域の食生活にもとても理にかなっていることがわかります。肉料理などの煮込みなど、臭みを抑えたり、灰汁を取り除く効果があります。

さらに、ミネラル成分が便秘解消にも効果を発揮するために、消化に時間がかかる肉などの食材を多く使う欧米の食文化にとても合っているようです。

日本の食文化を代表する和食ですが、野菜や魚を多く使っています。和食には欠かせない出汁を取る際にミネラル成分を多く含む硬水を利用してしまうと、風味が損なわれてしまいます。一方で軟水はやわらかい口当たりで、素材の風味を損ないません。お米を炊くときも、そのような理由から軟水が向いています。さらに、日本茶などの風味を引き出す効果もあります。

軟水と硬水の中間が中硬水

中硬水という水はご存知でしょうか。その名前の通り、硬水と軟水の中間に位置しており、両方の特徴を少しずつ備えています。

中硬水の特徴は、ミネラルウォーターに含まれるカルシウム、マグネシウムの量が1,000mlあたり硬水の基準以下、軟水の基準以上であり、ミネラル成分が程よく含まれているので、硬水よりも癖がないことが特徴のひとつです。

中硬水を利用すると良いケースは、硬水よりも味に癖がないために、和食を作る時でしょう。出汁の味もそれほど風味を損ねませんし、軟水よりも食材の煮崩れを防ぐ効果がありますので、和食で肉などを利用する際にはちょうど良いかもしれません。また、飲用水としても硬水よりも飲みやすいので、硬水の味があまり得意ではないけれど、適度にミネラルを補給したいという人に適しているといえますね。

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