おいしい紅茶を飲みたい人あつまれ~!「硬水」or「軟水」結局どっちがおいしいの?

おいしい紅茶を飲みたい人あつまれ~!「硬水」or「軟水」結局どっちがおいしいの?

朝食に、3時のおやつのお供にと大活躍の紅茶。疲れているときでも、香りの高いおいしい紅茶を飲むとほっとリラックスできますよね。紅茶の茶葉は産地の名前になっており、世界三大紅茶としてダージリン、キーマン、ウバが有名です。このほかにも濃厚でミルクティーにぴったりのアッサム、フレーバーティーのひとつでベルガモットの香りが爽やかなアールグレイも人気があります。紅茶というとイギリス、というイメージがありますが、実はイギリスの水はほとんどが硬水です。そのため同じ茶葉でも日本の軟水で入れたものとは味が違うといわれています。そこで今回は硬水で入れた紅茶と軟水で入れた紅茶ではどのくらい味に差がでるのか調べてみました。

硬水と軟水で同じ紅茶を入れてみよう!

おいしい紅茶を飲みたい人あつまれ~!「硬水」or「軟水」結局どっちがおいしいの?

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今回使用する硬水は、フランス原産の硬度1468mg/Lのコントレックスです。日本で売っている最もポピュラーな硬水のひとつです。硬度100mg/L以上の水が硬水ですが、国土の大半が硬水であるヨーロッパの国の中でもフランスのお水の硬度が高めです。同じ硬水でもロンドンの水は約220mg/Lなのでコントレックスだとちょっと硬度が高すぎるかもしれませんね。その分硬水と軟水の違いがより分かりやすく感じられるのではないでしょうか。軟水に使用するのはサントリーの南アルプスの天然水です。硬度30mg/Lで一般的に売られている軟水とほぼ同じ硬度、飲みやすいまろやかな軟水になっています。そこにロンドンの紅茶メーカーとして有名なトワイニングのダージリンを使って紅茶を入れてみます。ダージリンはヒマラヤ山脈のダージリン地方で栽培される紅茶で、豊かな香りと繊細な渋みが特徴です。

硬水で入れた紅茶は濁る!?

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まずはティーカップを用意します。トワイニングのティーパックは1パックに付き熱湯140mlが目安、ということできっちり1杯分を計量カップで計ってから電気ポットで沸騰させます。紅茶は必ず沸騰したお湯を使うのがおいしく入れるポイントです。ぬるいお湯を使ってしまうと茶葉が十分に開かずに、香りも味も損なわれてしまうので注意が必要です。熱湯を注いだらそのまま2分間蒸らします。この蒸らし時間は茶葉の大きさや種類によっても異なります。ティーパックのように細かい茶葉のものは2分程度、大き目の茶葉なら4~5分が最適のようです。2分間経った硬水紅茶を見てみると、紅茶の鮮やかな色ではなくなんとなく濁ったような茶色、しかも実際によどみがあり、濁っています。香りも弱くいかにもおいしくなさそうな紅茶が出来上がりました。

軟水で入れた紅茶は色も香りも鮮やか!

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次に同じような手順でペットボトルから南アルプスの天然水を注ぎ、量をきっちり計って電気ポットで沸騰させます。沸騰したらティーパックを入れたカップに熱湯を注ぎ、2分待ちます。熱湯を注いだ時点でフワッと香りが広がり、紅茶本来の綺麗な色を確認することができました。硬水で入れた紅茶と比べるとその差は歴然。濁って茶色になった硬水紅茶と色鮮やかな香りのよい軟水紅茶、どう見ても軟水で入れた紅茶のほうがおいしそうです。実は紅茶の本場イギリスでもスコットランドやウェールズ、エジンバラなどの一部は軟水であり、イギリスのお水がすべて硬水というわけではありません。また、イギリスは他のヨーロッパ諸国に比べ硬度が低いため紅茶がおいしいといわれています。

やっぱりおいしいのは軟水で入れた紅茶!

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硬水で入れた茶色く濁った紅茶におそるおそる口を付けてみると、紅茶の苦味や渋みが強く、紅茶本来の香りは全く感じられませんでした。えぐみ、渋みなどの雑味が強く、口の中が渋くなるほど。お世辞にもおいしいとは言えない結果になってしまいました。一般的に硬水で入れた紅茶は苦味が抑えられるといわれていますが苦味も雑味も強すぎるため、砂糖を入れても改善されませんでした。その後時間をおいて経過をみると表面には白っぽい膜ができ、カップには着色汚れが目立ちました。続いて色鮮やかに仕上がった軟水紅茶を飲んでみます。確かに硬水で入れた紅茶よりは若干マイルドになって雑味も少ないのですが、普段水道水を沸騰させて飲んでいるときに比べて苦味やえぐみが目立つ気がしました。ただ、濁りは全くなく、時間が経過してもカップに着色することはありませんでした。

紅茶を一番おいしくするのはなんと水道水だった!

調査の結果お世辞にも硬水で入れた紅茶はおいしいとは言えず、軟水で入れた紅茶のほうがおいしいと感じる結果になりました。また、ペットボトルの水で入れた紅茶があまりおいしく感じられなかったので水道水を沸騰させて同じ手順で紅茶を入れてみたところ、こちらの紅茶の方が色、香りともに申し分なく、苦味やえぐみの少ない紅茶に仕上がりました。実は紅茶のおいしい入れ方のひとつに「空気を多く含ませる」というものがあり、紅茶はくみたての水を沸騰させて沸かすのが一番おいしいのだとか。ペットボトルの水では空気を含んでいないため雑味が出てしまったようです。結局日本でおいしい紅茶を飲むには水道水を沸騰させて飲むのが一番よい、という結果になりました。みなさんもぜひ試してみてくださいね。

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