硬水でもあわ立つシャンプー、おすすめは?
- 2016/3/17
- 美容・健康

海外旅行に行った人は、旅行先で髪のトラブルに見舞われたことはないでしょうか?なぜだかシャンプーしても泡立たない!うまく髪が洗えない!乾かした後にスタイルが決まらない!などのトラブルに見舞われることが多いようです。どうやらその多くの原因は、水に原因があるようです。水は、大きく分けると軟水と硬水に分かれていて、日本の場合は軟水が主流ですが、アメリカやヨーロッパをはじめとした諸外国では硬水であることが多いのです。硬水でシャンプーをした場合は、硬水に含まれる豊富なミネラル分と石けん成分が化学反応を起こし、髪や肌に対していろいろな悪影響が出てしまうようです。特にヨーロッパでは、女性でも毎日髪を洗わないという噂がありますが、フランス人などは3日に1度しか髪を洗わないのは珍しくないようです。しかし、日本人としては、毎日髪を洗いたいのが心情でしょう。なんとか、硬水でもうまく髪を洗えるシャンプーはないものでしょうか?
なぜ硬水だとシャンプーしても汚れが落ちにくいの?
硬水でシャンプーをした時に汚れが落ちない理由は、泡立ちの悪さにあります。泡が立たなければ、汚れを浮き上がらすこともできない上、指通りも悪いため髪をしっかりと洗うことができません。そのため汚れが落ちないのです。硬水と軟水の違いは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量が異なります。先ほど少し触れましたが、ミネラルが豊富な硬水は、石けん成分と化学反応を起こすことで、泡立ちが悪くなってしまうのです。そもそも泡立ちが悪いということは、シャンプーに含まれる洗浄剤がうまく機能していないということになります。シャンプーで汚れを落とす仕組みとしては、シャンプーに含まれる界面活性剤が、油汚れと接触して、界面活性剤と油が馴染みやすい部分が結びついて汚れが落ちます。硬水を使用した場合この界面活性剤がうまく機能していないのです。
硬水でもあわ立ちやすいシャンプーとは?
それでは、硬水でもきちんと泡立つシャンプーを探すにはどうしたら良いのでしょうか?日本で販売されているシャンプーは、軟水で泡立つように作られているようです。そのため、硬水のシャンプーを使用するなら現地調達が一番良さそうです。安いシャンプーで構わないので、現地のスーパーマーケットなどで売られているものは泡立ちが良く、しっかりと洗えると言われています。ラックスやロレアルなど日本でもおなじみのシャンプーを現地で買ったとしても、パッケージは同じでも内部の成分は異なります。日本で販売されているシャンプーでは、硬水と石けん成分・イオン性洗浄剤の二価イオンとの相性が悪いといわれています。どうしても日本性のシャンプーを持って行きたいのであれば、非イオン性か良性イオン性のシャンプーを探してみると良いでしょう。成分だけから考慮すると、“ライオン植物物語”というシャンプーであれば硬水でも泡立つ可能性があるでしょう。
硬水でシャンプーする場合の注意点
硬水でシャンプーをする際は、シャンプーの現地調達が先決ですが、海外旅行であれば、ホテルにシャンプーが設置されていて買いに行くまでもないかもしれません。どうしても現地のシャンプーが調達できない場合はシャンプーの温度に気を使ってみましょう。頭を洗う目的の一つに、皮脂を取り除くことがあります。皮脂は34度以下では落ちずに、頭皮に残りやすく汚れが落ちにくいのです。適温は38度から40度。少し熱めのお湯でシャンプーするのがおすすめです。また、硬水は絶対に使いたくないという方には、日本製の“水のいらないシャンプー”などが良さそうですね。このような製品を使えば硬水の問題も解決できるのではないでしょうか。
どのような場所でもツヤツヤ、サラサラの髪であり続けたいと願う方は多いですよね。海外旅行先で硬水でシャンプーをする際は、これらのことに気をつけてくださいね。
参照ページ
http://www.kami-siragazome.com/touhi-care/2515/
http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree2.php/id/356845/-/parent_contribution_id/356845/