硬水で髪を洗うとどうなるの?

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ミネラルウォーターで、「軟水」「硬水」と種類があるのはご存じですよね?飲み水としての違いはご存じの通りですが、生活用水として使用する場合、硬度の影響はどう出るのでしょうか。今回は特に硬水で髪を洗った時の影響についてみていきます。

旅行中のごわごわ、ぱさつき、もしかしてその水、硬水かも!

海外旅行で目一杯観光して回って、ヘトヘトの体でホテルへ。疲れた身体を癒すために、湯船に浸かって、というわけにはいかないにしても、シャワーを浴びてリフレッシュ。ふかふかのベッドでぐっすり眠って、朝起きると…大変!髪の毛がごわごわに!なんて、経験がある人は多いのではないでしょうか?
日本ではまずあり得ないようなことですが、どうしてこんなことになるのでしょうか?その原因は、水の硬度にあります。ヨーロッパの水は日本に比べて硬度が高く、硬水に分類される水が、水道の蛇口から出てくることもあります。そのため、日本の感覚で髪を洗うと、あっという間にごわごわ、パサパサになってしまいます。パリジェンヌは髪の毛を3日に1度しか洗わない、なんて話を聞いたことがあるでしょうか?実はこれも、水の硬度が理由なのです。毎日硬水で洗っていると、潤いはなくなってしまい、きれいな髪を維持するのは不可能になってしまいますからね。もちろん他にも空気が乾燥しており、頭皮のベタつきを感じにくいといった理由もありますが、硬水の問題が大きいようです。

なぜ硬水で洗うと髪にうるおいがなくなるの?

ですが、なぜ硬水で髪を洗うとパサついてしまうのでしょうか?
原因は、硬水に含まれているミネラル。飲用すると身体によい効果をもたらすミネラルですが、髪にとってはあまり嬉しくない効果があります。ミネラルウォーターに多く含まれているカルシウムやマグネシウムが、髪の毛のタンパク質に付着し、ギシギシ、ゴワゴワした感触を生み出すことになります。
また、硬水は石鹸の泡立ちが悪くなることも知られています。石鹸の成分は硬水に溶けにくいため、頭皮に石鹸カスが残りやすくなってしまいます。結果として、髪の毛にダメージを与えるだけでなく、頭皮にも悪影響を及ぼすこととなってしまうのです。また、硬水に含まれるミネラルと石鹸成分が化学反応を起こすと、髪や肌に直接悪影響を及ぼすこともあるようなので、注意が必要ですね。

硬水で洗いつつ髪の潤いをキープするには?

硬水で髪の毛を洗うのは、このようにさまざまな悪影響が出ることはお分りいただけたのではないでしょうか。ですが、そうは言っても海外旅行先では、シャワーノズルから硬水しか出てきませんよね。そんなときにどのような対策をすればよいのでしょうか?
まずは、硬水対応シャンプーを利用することが考えられます。アミノ酸系のシャンプーならば、硬水でも泡立ちがよく、髪に潤いを与えてくれます。旅行先の水質に合わせて作られたシャンプーを現地調達するのも一つの手だといえるでしょう。
次に、石鹸を使用する場合は界面活性剤入りのものであれば、泡立ちがよくなるのでオススメです。また、天然由来のものであれば、ココナッツオイルを使った石鹸がよいと言われています。ココナッツオイルには硬水のミネラル分と化学反応を起こしにくく、結果として石鹸カスが発生しにくい性質を持っています。
製品をきちんと選べば、ある程度髪のパサつきは回避できるでしょう。ですがそれだけでは不十分。普段以上の保湿ケアを行うことが必要になってくるでしょう。そのためにはアウトバストリートメント、洗い流さないトリートメントの使用も視野に入れておきたいもの。
長期間滞在で硬水を使う期間が長くなるようであれば、硬水を軟水に変換してくれる装置なども販売されているようです。これらは多少値が張るかもしれませんが、髪質が維持できると考えれば安いものではないでしょうか。自分の髪は自分で守る。みなさんも海外旅行に行く際には、観光地の情報だけでなく、水質についての情報もしっかりと調べていきたいものですね。

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