国によって水の性質が異なるのはなぜ?日本は軟水が多い国

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水道水ではなくミネラルウォーターを常に飲んでいる方の割合が増えてきています。ミネラルウォーターと一口に言っても、たくさんの種類が販売されていますし、それぞれの種類によって配合されているミネラル分の割合が異なります。ミネラルウォーターを2つに大別すると、含まれるミネラル分の量に応じて軟水と硬水に分けられます。日本はミネラル分の少ない軟水が多い地域です。ミネラルウォーターは採取された国によって水の性質が異なりますが、その理由について詳しくみてみましょう。

地形と地質が水の性質を決める!

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水の性質を決めているのは、その国の地形と地質が大きく関係しています。日本の地形の特徴を見てみると、山間部が占める割合が多く平野地帯が広くありません。そのため高地から低地に流れる水の速度が速く、雨水は短時間で海に流れ込むようになっています。地層に留まっている時間が短くなるため、地中に溶け込んでいるミネラル分を十分吸収できないまま川や海に流れ込むのです。日本に軟水が多いのは、地質も関係しています。日本は火山が多く存在しており、その地層はミネラル分がもともと少ないのです。それに加えて地層に水が留まる時間帯が短いため、余計に川や海に流れる水にミネラル分があまり含まれないのです。一方、ヨーロッパはミネラル分を多く含んでいる硬水が多く採取できる地域です。それもまたヨーロッパの地形や地質が関係しています。ヨーロッパでは日本よりも平坦な大地が広いため、雨水が地中に留まっている時間が長いのです。その間に地中にあるミネラルをたっぷりと吸い込んで川や海に流れ込むため、ミネラル分の多い水が採取できるのです。

日本のような軟水が多く採取される国はどこ?

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軟水はミネラル成分が少ないことから、クセがなく飲みやすいのがメリットです。また、和食の料理を作るときや出汁を取ったりするのにも、軟水のほうが適していると言われています。その土地の地質や地形によって水の性質が異なるのですが、日本は軟水が多く摂れる国です。地域によって若干硬度が変わるのですが、取れる水はほとんど軟水です(お悩み解消ネット、http://health-and-diet.com/tap-water-the-hardness)。日本以外にも軟水が多く摂れる国や地域があります。広大な国土を持つ国では、地域によって水の性質が大きく異なるようです。たとえば、日本人もビジネスや旅行で訪れる機会の多いアメリカですが、広大な土地を持ち地域によって地形や地質が異なるため水の硬度も大きく異なるのです。アメリカの主要都市であるニューヨークやワシントンが軟水であるのに対して、シカゴやラスベガスなどの都市では水の硬度が高いのです。日本とも近い韓国ですが、韓国も地域によって水の硬度が異なります。首都ソウルや日本人もよく訪れるプサンの水は軟水です。オーストラリアも広大な面積を持つ国で、地域によって水の性質が異なります。軟水が多く採取されるのは、メルボルンやパース、シドニーです。

水の硬度が高い国、都市はどこ?

硬水はミネラルが含まれる量が多いため、不足しがちなミネラルを補給したりするのに適していますが、飲み過ぎるとお腹が緩くなってしまったり、料理やお茶の種類によってはその味を阻害するというデメリットも持ち合わせています。特に軟水に慣れ親しんでいる日本人の私たちには、硬水でお腹を壊したりすることもあるため注意が必要です。硬水が多く摂れる国や地域は、ヨーロッパに集中しており、フランスやイタリアは水の硬度が高い国です。一方、アメリカでもオーランドやラスベガスなどの都市は水の硬度が高いですし、オーストラリアは地域によって水の性質が異なり、ブリスベンや国立公園のあるピナクルズの水は硬度が高いようです。

関連記事:地域による硬水と軟水の違いと食文化

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