お湯に対応したホット用ペットボトルと一般的なペットボトルの違いとは?

お湯に対応したホット用ペットボトルと一般的なペットボトルの違いとは?

昔はペットボトルでお湯を使ったホットドリンクは売られておらず、缶でしか見かけることはありませんでした。しかし現在ではホットドリンクもペットボトルで売られています。そこで、ホット用のペットボトルと一般用ペットボトルの性能の違いをご紹介します。

一般的なペットボトルの性能は?

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まず一般的なペットボトルの性能です。一般的なペットボトルとは、常温や冷蔵で使われるタイプのペットボトルで、最も多くみられるタイプです。お店の棚や冷蔵庫で売られているペットボトルの飲料はすべてこのタイプと考えていいでしょう。キャップの色は白が多いですがさまざまです。オレンジや水色以外であることが目印になります。ペットボトル自体の特徴は、軽さと自由な形が作れるメリットや耐熱性や耐寒性が缶や瓶と比較すると性能が落ちるデメリットが特徴です。各種ペットボトルと比較した時の特徴としてはお湯に対応していないことでしょう。
一般的なペットボトルは、改正容器包装リサイクル法やPETボトル自主設計ガイドラインによって耐熱温度が約50度程度とされていることが特徴です。そのため、密閉された空間で直射日光があたる車の室内などでは変形してしまう可能性があります。また、耐熱性が低いため加熱殺菌状態で中身を充填することが難しく、殺菌方法は限界濾過をして無菌化するか高音短時間殺菌になります。充填もアセプチック充填と呼ばれている常温充填です。
※PETボトルリサイクル推進協議会、http://www.petbottle-rec.gr.jp/guideline/jisyu.html

ホット用ペットボトルの性能は?

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近年は自動販売機でもよく見かけるようになったお湯にも対応しているホット用ペットボトルの特徴は、なんといっても耐熱性です。一般的なペットボトルの耐熱温度は約50度ですので熱めお風呂のお湯程度しか耐えられませんが、ホット用ペットボトルの耐熱性能はかなり高くなります。改正容器包装リサイクル法やPETボトル自主設計ガイドラインなどによって耐熱温度は約85度とされています。さすがに熱湯には耐えられませんが、熱い飲み物を入れるには十分な耐熱性能といえるでしょう。
また、ボトル自体が溶けて変形しないというだけでなく、内容物が溶けてしみださないことにも配慮されています。酵素遮断層を入れダイヤライクカーボンと呼ばれるものをコーティングして加熱時に劣化しないように加工されています。これによって熱伝導も抑えられますので、熱いドリンクが入っている状態でも手で持てるようになります。殺菌に関しては、加熱殺菌状態で充填が可能です。ホット用ペットボトルの見分け方は簡単で、キャップがオレンジで統一されていますので一目瞭然です。
※PETボトルリサイクル推進協議会、http://www.petbottle-rec.gr.jp/guideline/jisyu.html

ホット用ペットボトルの活用事例と可能性

ホット用ペットボトルの活用事例といって真っ先に思い浮かぶのが、自動販売機で売られているホットタイプのドリンクに使用されている例でしょう。もちろん缶で売られていたホットドリンクは昔からありましたが、ペットボトルの携帯性能の高さから、ホットドリンクをペットボトルで買いたい、持ち歩きたいというニーズが高まりました。それに応える形で開発されたのがホット用ペットボトルなのです。
また、耐熱性能が高いという特性を活かすと、まったく別の使い方も考えられます。例えば、病気で寝ている人の枕元に温かいお湯を入れたペットボトルを持ってきて、体を拭くときの水分として活用できるでしょう。洗面器にお湯を入れておくとすぐに冷めてしまいますし、電気ポットは場所や電力消費に課題があります。その点、ホット用ペットボトルであればタオルでも巻いておけば冷めにくく、電療消費もありませんし場所も取りません。簡単に携帯できるお湯という観点で考えるとホット用ペットボトルの活用事例はどんどん広がっていくでしょう。

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