浄水器は手作りできる?!自作で快適水ライフ
- 2016/7/11
- 生活

浄水器といえば、蛇口に取り付けて化合物や融解物質、微生物などを取り除く機器を想像する人が多いのではないでしょうか。または、浄水器の訪問販売など、詐欺の手口として使われやすいものというイメージを持つ人もいるかもしれません。浄水器は生命の源である水をきれいにしてくれる優れものですが、簡単なものは高いお金を出して買わなくても自分たちで作ることができます。案外手軽に自作できてしまうので、ろ過されて余分なものが取り除かれた水に興味がある人は、手作りしてみてはいかがでしょうか。
浄水器って自作できるの?!
浄水器はろ過したり、活性炭と科学変化を起こして有害物質を無害に変えたりと、さまざまな方法で水をきれいにしています。手作り浄水器でも基本的には同じ仕組みであり、売られている製品顔負けの質が高いものを自作できます。しかし、いくら自分で作れるといえども、材料にかかる値段が高かったり、あまりにも時間がかかったりするのではコストパフォーマンスが低いといえます。なるべく安く簡単にできなければ、自作する意味が半減してしまうことでしょう。では、手作り浄水器を作るのに一体どのくらいのお金と時間がかかるのでしょうか。水道水から体に良くない物質である塩素や、発がん性が指摘されているトリハロメタンを取り除く活性炭を使った浄水器の場合、1,000円以下のコストで製作すること可能です。また、かかる手間も多くはなく、30分以内で作れることでしょう。
実際に必要な道具はコレ!
手作り浄水器を作るのに必要なものは5つあります。まずは浄水器本体となるペットボトル、粒状か小さく砕いた活性炭を300〜500グラム、ガーゼ、丸箸、40〜50センチのひもを用意しましょう。ジュースなど味やにおいがしみついているペットボトルではないものを用意し、きれいに洗います。ボトルの底をカッターで切り取り、切り口の周りに2カ所対面するように穴をあけてひもを通します。ひもを通す穴は切り口にごく近いところにあけると浄水器自体の重みで割れてしまうことがあるので、適度な位置を見つけて穴をあけるようにします。ペットボトルのキャップにもキリや千枚通しなどで穴をあけますが、丸箸の先が5ミリほど入る大きさの穴をあけましょう。完成したらキャップをボトルに取りつけて、逆さにしたボトルの内側からはガーゼをつめ、キャップ側からは箸を差し込みます。次によく洗った活性炭をボトルに半分ほど入れて、静かに水道水を注いでみましょう。最後は箸を抜いて出来上がりです。ひもを蛇口などに引っ掛けて安定させましょう。
浄水器は自由研究の課題にぴったり
エコや健康に関心がある現代社会では、手作り浄水器は子供の自由研究の課題にも最適といえます。子供が作る場合は、カッターで切ったペットボトルのふちで怪我をしないように、切り口にはテープを巻くなどして養生しましょう。カッターやキリなどの刃物を使うときはくれぐれも大人が一緒にいるようにしてください。子供の自由研究の場合、小石や砂など子供にとって身近なものを浄水器の中に詰め込むことで、一層興味を持って課題に取り組んでもらえるかもしれません。活性炭が及ぼす影響がまだわからなくても、水が石や砂の間を通ることで不純物が取り除かれてろ過されるということは理解してもらえることでしょう。自由研究ではただ浄水器を自作するだけではなく、実際に数日使ってみて浄水器がどのように変化するのかをレポートするのもおもしろいかもしれません。活性炭は水の中に含まれている物質と反応するため、ボトル内で徐々に減っていきます。また、夏場は1週間に1度、冬場は2週間に1度程度ガーゼと活性炭を煮沸消毒する必要がありますので注意してくださいね。
関連記事:オシャレでエコにも貢献!浄水タンブラーには魅力がいっぱい!