東京水の中身はオゾン水!そのオゾン水って一体どんなもの?
- 2016/8/12
- 安全性

東京のお水は実はおいしい、と聞いたことはありませんか?ちょっと前まではまずくて飲めたものではないとまで言われていた東京のお水ですが、現在では東京のお水はオゾンのよって高度浄水処理をされ、東京水としてボトルに入って販売されるまでになりました。ではそのオゾンとは一体何なのか、どんなものなのか気になりますよね。ここでは、オゾン水が水道水をおいしくする秘密や安全性などをご紹介します。
意外と身近なオゾン!ブラウン管TVを消すときにも発生してたって本当?
昔のブラウン管テレビやコピー機などの高電圧を用いる機械からはオゾンが発生していました。ブラウン管テレビの裏側から変なにおいがする、コピー機を使うと独特なにおいが気になるという人もいたのではないでしょうか。オゾンというとオゾン層が破壊されて人体に影響が、などとマイナスに考えてしまいがちですが、実は昔からオゾンは身近な存在だったのです。現在ではオゾンはその殺菌力、酸化力の高さから様々な施設で使われています。
水道水をおいしくする!健康にもいいオゾン
水道水はもともとは自然の水からきており、その自然の水をそのまま飲むことはできませんのでこれまでは塩素で除菌していました。しかし塩素では完璧に除菌できないということと、塩素が水道水に残留してしまうのでおいしくない、と言われて水道水はおいしくない、とされてきました。しかしオゾンでの除菌をするとオゾンは水に溶け込むと強い殺菌効果や消臭効果を発揮しますので、サルモネラ菌や大腸菌、黄色ブドウ球菌などの有害な菌を除菌してくれます。さらに人体に有害な物質も分解する作用がありますので安全性が高く、オゾンは酸素原子3つでできているので自然と酸素に戻る性質を持っています。救急車でも使われるほどの安全性で、塩素のように残留がないことからしっかりと除菌されたおいしいお水になるのです。オゾンは塩素とは違い、無害な酸素に戻ってくれますので、理想的な除菌方法と言えるのではないでしょうか。また、風邪やインフルエンザなどのウイルスを殺菌することもできます。現在では、安全性の高さや殺菌力の高さもあり動物病院や歯科医院などでも広く使われていて、他には食品の加工工場などの安全で確実に除菌したいという施設で多く活用されています。また、家庭内でも飲んで体内に取り込む以外にも食器の除菌や消毒に適しています。オゾン水はフッ素の次に除菌力が強く、オゾン水に含まれるオゾンは自然と酸素に戻りますので消毒液が残る、なんてこともありません。調理前の食材を洗う時にも、オゾン水に数分浸しておくだけで除菌することができます。赤ちゃんのいる家庭でも安心して使うことができるのです。
発がん性物質の除去まで!オゾンってすごい!
オゾン水は、発がん性物質トリハロメタンのもととなる有機物を分解する働きがあります。この発がん性物質トリハロメタンとは、肝障害や腎障害を引き起こすとされていて発がん性の他、催奇形性も疑われている物質です。何の気なしに普段飲んでいる水道水にもこのトリハロメタンが含まれているといわれています。トリハロメタンは環境汚染物質として取り上げられており、現在の浄水場では除去しきれなかった有機物が塩素と反応して発生していると考えられています。オゾン水はこのような発がん性物質も除去もできるので、安心して家族で毎日飲み続けることができます。今まで塩素の香りが原因で、水槽水をそのまま飲むという気持ちは起こらなかったかもしれませんが、オゾン水は毎日おいしく飲むことで健康にもよく、発がん性物質も発生しないので安心して活用することができますね。オゾンのおかげで東京の水道水はおいしくなったといえるでしょう。